書幅
しょふく
名詞
標準
文例 · 用例
」此詩には阿部侯の次韻があつて、福山の田中徳松さんが其書幅を蔵してゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
徳さんは小島成斎の書幅を蔵してゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
数年前にわたくしは亀田|鵬斎の書幅を獲た。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
子供の時分、わたくしは父の書斎や客間の床の間に、何如璋、葉松石、王漆園などいう清朝人の書幅の懸けられてあったことを記憶している。
— 永井荷風 『十九の秋』 青空文庫
店の窓に紅葉山人の書幅を掛け玩具など置き並べたり。
— 永井荷風 『荷風戰後日歴 第一』 青空文庫
夜壁上の書幅を挂け替ふ。
— 断膓亭日記巻之一大正六年丁巳九月起筆 『断腸亭日乗』 青空文庫
来青閣壁間の書幅を替ふ。
— 断膓亭日記巻之一大正六年丁巳九月起筆 『断腸亭日乗』 青空文庫
木場は或日蜀山人の狂歌で、画賛や書幅等に見られるものの中、其集には却て収載せられてゐないものが鮮くないので、これを編輯したいと言ひ、白井は三代目種彦になつた高畠転々堂主人の伝をつくりたいと言つて、わたくしを驚喜させた。
— 永井荷風 『来訪者』 青空文庫