一朝一夕
いっちょういっせき
名詞頻度ランク #30459 · 青空 191 例
標準
in a day
文例 · 用例
但しそれとても一朝一夕に叶ふことでもありますまいが、そのためにはまづ、詩人が一体に固くなりすぎてゐることが、まづは打解されなくてはなりますまい。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
開化の段階の低いことが、一朝一夕にして高まることはなく、多くの個人の不撓の努力を要することは勿論でありますが、何れにしろ事態打開の先づ第一歩は、「若い身空でイヤな病気」と感ずる前に、「病気の軽重と処分の軽重」が判明に頭なり良心なりに来ること、それに違ひはないと思ふのであります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
現在の系統は一朝一夕に発達したものではなく、ガリレー以来|漸を追うて発達して来たもので、種々な観念もだんだんに変遷し拡張されて来たものである。
— 寺田寅彦 『物質とエネルギー』 青空文庫
さはいへ東京はその地勢河を帯にして海を枕せる都なれば、潮のさしひきするところ、船の上り下りするところ、一条二条のことならずして極めて広大繁多なれば、詳しく記し尽さんことは一人の力一枝の筆もて一朝一夕に能くしがたし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
しかしこれはなかなか容易な仕事ではない、一朝一夕に一人や二人の力でできうる見込みはない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
そこで今日は真の文化と云ふものを大いに普及する必要があるのですが、これまた一朝一夕に容易になし得る事業ではありませぬ。
— 有島武郎 『農民文化といふこと』 青空文庫
一朝一夕の病気ではない。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
ここで万物死生の大論を担ぎ出さなけりゃならないが、実は新聞なんぞにかけるような小さな話しではなし一朝一夕の座談に尽る事ではないから、少しチョッピリにしておくよ。
— 幸田露伴 『ねじくり博士』 青空文庫
作例 · 標準
伝統工芸の精緻な技術は一朝一夕に身につくものではなく、何十年もの地道な修行が必要だ。
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顧客との確固たる信頼関係は一朝一夕で築けるものではないからこそ、日々の誠実な対応が問われる。
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長年の癒着によって腐敗した組織の風土改革は、一朝一夕には成し遂げられない困難な道のりだ。
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ウィキペディア
一朝一夕(いっちょういっせき)は、儒教からの言葉。
出典: 一朝一夕 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0