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渋皮

しぶかわ
名詞
1
標準
inner, astringent skin (of a chestnut)
文例 · 用例
渋茶、甘茶、渋糟、甘糟、渋皮、甘皮などの反対語の存在も、この対立関係を裏書する。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
「しぶかはにまあだいそれた江戸のみづ」の渋皮は反価値的のものである。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
まあ、ちょいと渋皮の剥けたほうでね」 それが普通の死でないことは半七にもすぐに覚られた。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
御知合いの中においでになるかも知れませぬが、お美しい夫人を持たれて内心恐悦がっておられるお方や、すこし渋皮の剥けた異性さえ見れば直ぐにデレリボーッとなられる各位の鼻の表現を指したもので、何も必ずしも具体的に鼻の下や鼻毛が長いという意味ではありません。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
おさんはことし十六で、色の小白い、いわゆる渋皮の剥けた娘であるから、昼間から付け狙っていて拐引したのであろうという説が多数を占めたが、しょせんは一種の想像にとどまって、その真相はわからなかった。
青山の仇討 半七捕物帳 青空文庫
むろん、男けはひとりもなくて、渋皮のむけた小女がふたりきり――「だんなはこちらへ……」 というように、緋錦紗の厚い座ぶとんへ右門をすわらせると、女は銅の銅壺のふたをとってみて、ちょっと中をのぞきました。
青眉の女 右門捕物帖 青空文庫
お糸は年も若し、渋皮のむけた女ですから、お此は何とかしてこれを遠ざけて、男を自分ひとりの物にしようと内心ひそかに牙をみがいているうちに、外国の軍艦が品川へ乗り込んで来て、イギリスが一艘、アメリカが一艘、いずれも錨をおろしました。
妖狐伝 半七捕物帳 青空文庫
小屋の屋根に上って甲羅を乾すもの、腕組みするもの、寝そべるもの、ぶるぶる震えているもの、高い梯子の上から音をさして水の中へ飛込むもの、そういう若い人達のなかには身体の黒いのを自慢な古顔もあり、漸く渋皮の剥けかかった見知らぬ顔もあった。
島崎藤村 桜の実の熟する時 青空文庫
作例 · 標準
栗ご飯を作る時は、渋皮をきれいに剥くのが手間がかかる。
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渋皮煮の栗は、独特の風味とほろ苦さが美味しい。
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茹でたての栗は、渋皮が剥きやすい。
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