吹き払う
ふきはらう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞
標準
to blow off
文例 · 用例
そして頭の中のあらゆる濁ったものを吹き払うような気がした。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
手で撫でても、ハンケチで拭いても、又は別誂えの咳払いをしても、鼻の表現ばかりは掻き消す事も吹き払う事も出来ないのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
と俄に、彼の哄笑とそれを吹き払う風とが、息を切ったようにはたと止む。
— 豊島与志雄 『真夏の幻影』 青空文庫
誠一が声をかけたので、目をうつつに開けば、わが影は灰のうえに長うして、脛吹き払う風も冷たい。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
時々風が来て、高い雲を吹き払うとき、薄黒い山の背が右手に見える事がある。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
そら天狗巌が見え出しました」 逡巡として曇り勝ちなる春の空を、もどかしとばかりに吹き払う山嵐の、思い切りよく通り抜けた前山の一角は、未練もなく晴れ尽して、老嫗の指さす方にと、あら削りの柱のごとく聳えるのが天狗岩だそうだ。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
あたかも彼を孤立の中へと追いやった影を吹き払うためかのように、また今すぐにとは言わないまでも商運の尽きる日が近いのではないかと。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
彼の延びた髪はさか立って、一吹風が吹き払う毎に、顔中に乱れかかり着物の裾はバタバタとあおられながら足に纏いつく。
— 宮本百合子 『貧しき人々の群』 青空文庫
作例 · 標準
強い風が、歩道に溜まっていた落ち葉を一気に吹き払った。
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心の中のわだかまりを吹き払うかのように、彼は大きく深呼吸をした。
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コンプレッサーの空気圧を利用して、基板の埃を吹き払う。
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