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破く

やぶく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞
1
標準
to tear
文例 · 用例
私の習慣として、手紙は読んで了へば、大概棄てるし、殊に訃報は直ちに破くのであるが、此度も私は読み終るや破かうとしたが、ハツと思つて思ひとゞまり、薄墨色のインクで印刷された端書をもう一度マジ/\と見直した。
中原中也 逝ける辻野君 青空文庫
(興奮しつつ、びりびりと傘を破く
泉鏡花 山吹 青空文庫
さしも息苦き温気も、咽ばさるる煙の渦も、皆狂して知らざる如く、寧ろ喜びて罵り喚く声、笑頽るる声、捩合ひ、踏破く犇き、一斉に揚ぐる響動など、絶間無き騒動の中に狼藉として戯れ遊ぶ為体は三綱五常も糸瓜の皮と地に塗れて、唯これ修羅道を打覆したるばかりなり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
一二枚書き出した原稿を破いて仕舞はうか、と思つて更めて手に取つて見ると、破くにも当らない、と思はれるので、またもとの通りに置いたが、頭はいつの間にか全々空虚になつてゐて到底それを書き続ける程の勇気はなかつた。
牧野信一 若い作家と蠅 青空文庫
清の字」 だが、書きおわるとややしばらくなにごとかをうち案じていましたが、すぐとまたそれを引き破くと、あらためて久庵に命じました。
達磨を好く遊女 右門捕物帖 青空文庫
それにねえ、若し自分より前の人が自分より達者に同じ物を描いたのでも見るときっと破くか見えない所にしまうかしなければ安心が出来ない様な事が起こって来るもの。
宮本百合子 千世子(三) 青空文庫
又見とうなくば破く事も焼きすてる事も出来るものじゃ。
宮本百合子 胚胎(二幕四場) 青空文庫
弥「へえ、それは造作もねえ、破くか。
三遊亭円朝 にゆう 青空文庫
作例 · 標準
子供がいたずらで、大切な手紙をビリビリに破いてしまった!
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古い楽譜を壁に貼ろうとして、うっかり端を破いてしまった。
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「こんなもの、もういらない!」と、彼は広告の裏紙を勢いよく破いた
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破く(やぶく) — 幻辞.com