関外
かんがい
名詞
標準
文例 · 用例
宅へくれば、お妹さんは大抵の場合、玄関外に立たしておくやうです。
— 徳田秋聲 『彼女の周囲』 青空文庫
丁度南軍が優勢をつづけて、張學良の北軍が関外へ退卻せねばならなくなつた時である。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
四 西関外の城の根元に靠る地面はもとからの官有地で、まんなかに一つ歪んだ斜かけの細道がある。
— 魯迅 『薬』 青空文庫
しかもまた十七日条には、 伝聞、秀平為責頼朝、軍兵二万余騎出白河関外。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫
東京城の関外へ出てから二日目、小さな宿場町へ黄昏れ頃つくと、とある田舎酒館の前に馬を駐めて、彼らを待っていた男がある。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
じつはここの客舎も、関外の低舎です、まあ、ざっとした通り一ぺんの旅人を泊らせる雑房にひとしい粗末。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
その日、柴家の荘丁は、大勢して、旅立つ客の三名を、関外まで送って行った。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
二 物音に、望楼の守兵と、役人らが出て見た時は、張飛はもう、二丈余の城壁から、関外の大地へとび降りていた。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫