非を鳴らす
ひをならす
表現動詞-五段-サ行
標準
to cry against
文例 · 用例
口で先方の非を鳴らす?
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
そしてややしばらく互いに何か言い交していたが、その中の一人が、「わーるいな、わるいな」 とさも人の非を鳴らすのだという調子で叫びだした。
— 有島武郎 『卑怯者』 青空文庫
軍中において、是非を鳴らすはそもそも、第一の不手柄者ぞ」 と、戒めたので、将士はようやくその不満をべつな方に向けて、掃討に立った。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
「たとえどうあろうと、主の非を鳴らすは、家臣の道でない。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
いまは藩内政外務ともに、このうるさい隠居のさし出口もないことゆえ、ほとんど衆みなその方の威権に慴伏し、あえてその非を鳴らす者もなかろうが、かかる時こそ、そち自身は、一そう慎まねばなるまいぞ」「……はい」「媚びる者に惑わさるるなよ。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
そのとき陛下が逆鱗あそばして討伐の軍を発せられましょうとも、世人はそれを見て、魏は江南の富や美女を掠めんとするものであると口を揃えて非を鳴らすでしょう」「否とよ。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
もし非を鳴らす者あらば、いつでもわが門へ引ッぱって来い。
— 建武らくがき帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の不正に対し、多くの市民が声を上げて非を鳴らした。
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会社の方針に疑問を感じた社員たちは、組合を通して非を鳴らした。
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「こんなやり方は間違っている!」彼は強い口調で非を鳴らした。
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