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弓なり

ゆみなり異読 ゆみがた・きゅうけい
名詞名詞-の形容詞多音語
1
標準
bow shape
文例 · 用例
それと直交し弓なりに立って見える呉服橋通りの道路を、緑色の電車のほかに、白、赤、青、緑のバスが奇妙な甲虫のようにはい上りはいおり行きちがっている。
寺田寅彦 LIBER STUDIORUM 青空文庫
眼を挙げて日本橋を見ると晴れた初夏の中空に浮いて悠揚と弓なりに架かり、擬宝珠と擬宝珠との欄干の上に忙しく往来する人馬の姿はどれ一つとして生活に自信を持ち、確とした目的に向って勇ましく闘いつつある姿でないものは無い。
岡本かの子 とと屋禅譚 青空文庫
團扇持つた六十年配が、一つ頸窪の蚊を敲いて立去るあとから、同伴は、兩切の煙草を買ふといつて、弓なりの辻を、洲崎の方へ小走りする。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
野景弓なりにしなつた竿の先で小魚がいつぴき ぴちぴちはねてゐるおやぢは得意で有頂天だがあいにく世間がしづまりかへつて遠い牧場では牛がよそつぽをむいてゐる。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
その、十丈、十五丈、弓なりに上から覗くのやら、反りかえって、睨むのやら、口さあげて威すのやら、蔽わりかかって取り囲んだ、黒坊主の立はだかっている中へ浪に揉まれて行かしっけえ、船の中ではその綱を手ン手に取って、理右衛門爺さま、その時にお念仏だ。
泉鏡花 海異記 青空文庫
蓋し当時、夫婦を呪詛するという捨台辞を残して、我言かくのごとく違わじと、杖をもって土を打つこと三たびにして、薄月の十日の宵の、十二社の池の周囲を弓なりに、飛ぶかとばかり走り去った、予言者の鼻の行方がいまだに分らないからのことである。
泉鏡花 政談十二社 青空文庫
私たちの行く途は平らかな、やや湿りをもつた黒土の、坦坦たる弓なりの丘道である。
北原白秋 蜜柑山散策 青空文庫
鳥を半分銜えてふくらんだ頭が、弓なりに撓められて折れずにいた籠の竹に支えて抜けずにいるので、上半身の重みが籠に加わって、籠は四十五度位に傾いた。
森鴎外 青空文庫
作例 · 標準
強い風で、ヤシの木が弓なりにしなった。
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この橋は美しい弓なりのデザインが特徴だ。
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柔軟体操で、彼は体を弓なりに曲げた。
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2
標準
segment (of a circle)
作例 · 標準
太陽が地平線に沈む頃、空には弓なりの雲が広がっていた。
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地図上で川の流路が大きな弓なりを描いている。
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その湾は、海岸線が弓なりになっている。
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