年見
としみ
名詞
標準
Tōhoku harvest divination event (14th night of the New Year)
文例 · 用例
去年見た新解釈「金色夜叉」の芝居で柳永二郎の富山がお宮の母と貫一の絶縁条件を値踏みしなが「二万円もやりぁいいでしょう」と云ったあの舞台面は多分ここをモデルにしたものらしいと思われた。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
昨年見た「流行の王様」という映画にも黒白の駝鳥の羽団扇を持った踊り子が花弁の形に並んだのを高空から撮影したのがあり、同じような趣向は他にもいくらもあったようであるが、今度の映画ではさらにいろいろの新趣向を提供して観客の興味を新たにしようと努力した跡がうかがわれる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
「いったいこの男はどうしたのだろう、五年見ない間に全然気象まで変って了った」 驚き給うな源因がある。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
室子が、毎年見る墨水の春ではあるが、今年はまた、鮮かだと思う。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
で、見なくつても、逢はないでも、忘れもせねば思出すまでもなく、何時も身に着いて居ると同樣に、二個、二人の姿も亦、十|年見なからうが、逢はなからうが、そんなに間を隔てたとは考へない。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
「わたしはそれを去年見ました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
その白い艶やかな顔には、先年見たような暗い蒼ざめた色を染め出していなかった。
— 岡本綺堂 『深見夫人の死』 青空文庫
「十年見ざるまに、どうしてこんなに富貴になったかね」 陳は笑って言った。
— 田中貢太郎 『西湖主』 青空文庫
作例 · 標準
東北の農村では、年見の行事でお粥の炊き具合を見て、今年の作柄を占う。
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「じいちゃん、今年の年見の結果はどうだった? 豊作になりそうかい?」
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年見という伝統行事を絶やさないために、若い世代への継承が急務となっている。
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