端渓
たんけい
名詞
標準
文例 · 用例
是は端渓です、端渓ですと二遍も三遍も端渓がるから、面白半分に端渓た何だいと聞いたらすぐ講釈を始め出した。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
端渓には上層中層下層とあつて、今時のものはみんな上層ですが、是は慥かに中層です、此|眼を御覧なさい。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
これは端渓です、端渓ですと二|遍も三遍も端渓がるから、面白半分に端渓た何だいと聞いたら、すぐ講釈を始め出した。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
端渓には上層中層下層とあって、今時のものはみんな上層ですが、これはたしかに中層です、この眼をご覧なさい。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
端渓かい」「端渓で眼が九つある」「九つ?
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
時にその端渓を一つ御見せ」と和尚が催促する。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
同じ藩に松平|太夫といふ幕府の御附家老があつて、これはまた「古松研」といふ紫石端渓の素晴しい名硯を持合せてゐた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
この上にある端渓の硯、蹲※の文鎮、蟇の形をした銅の水差し、獅子と牡丹とを浮かせた青磁の硯屏、それから蘭を刻んだ孟宗の根竹の筆立て――さう云ふ一切の文房具は、皆彼の創作の苦しみに、久しい以前から親んでゐる。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫