産軍
さんぐん
名詞
標準
文例 · 用例
武漢の共産軍が敗れ、上海の市街戦で同志は一掃され、ボロジンは九江より南昌に隠れ、それ以前ボロジン夫人は密書とともに捕えられ北京の軍法会議に廻されたのであった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
こうして数刻を経た後ガロンは共産軍を組織し、陳独秀の率いた工人と苦力の暴民を合して南北の橋路に支那軍隊と衝突して河畔に対峙し遂に市街戦となり、各国の陸戦隊が出動して共産軍は撃退され、一時間後上海は平穏に還った。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
形勢は共産軍に絶望です。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
と、云うのは昨日広東の事変で共産軍が敗れると、武漢、南京、広東の三政府が提携して新たに国民党中央政府の設置が提議され、俺はその委員に名を連ねたのだ。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
――広東の共産分子で無産者の中央執行委員会を構成せんとしたプロレタリア的要素からなる多数の同志が、反動派の主脳部を共産軍の砲兵隊をもって攻撃を始め、第一公園に於て農民工人を一団にした暴動が勃発して、市中は大混乱に陥り、珠江の紫洞船の房室は忽ちにして死体室に変ったのだ。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
「支那人朝鮮人」共産軍がブラゴウェチェンスクから増援隊として出動した。
— 黒島伝治 『チチハルまで』 青空文庫
王君からの電話に依ると君は目下|北平でヨボヨボしている白系露人の頭領、ホルワット将軍の秘書役だったが、日本の田中内閣が潰れてから、同将軍を支持する国が無くなったので見切りを付けて、共産軍の方へ寝返りを打ったサイ・メイ・ロン君に相違ないというんだ。
— 夢野久作 『焦点を合せる』 青空文庫
是非とも英、伊戦争にまで展開させて、欧州を今一度大混乱に陥れ、ロシアの極東政策をお留守にさせちゃって、その間に支那奥地の英、仏の勢力と、共産軍の根拠をタタキ潰さなくちゃならんというのが、日本の当局者の意向なんです」「そう都合よくまいりましょうか」「行きますとも。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫