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顔痩

かおやせ
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼方はるかに白浪の咆ゆる所、檣折れ舷砕けたる廃船の二つ三つ漂へるはバルチツクの海ぞ、そこの岸辺に近く、嘗て実弾の祝砲を見舞はれたる弾痕の壁の下、薄暗き深宮に潜々乎として其妻と共に落涙又落涙、悲しげなる声をあげて祈り、祈りては又泣く一箇|蒼顔痩躯の人を見ずや。
石川啄木 閑天地 青空文庫
瀧口つらつら御容姿を見上ぐれば、沒落以來、幾その艱苦を忍び給ひけん、御顏痩せ衰へ、青總の髮|疏かに、紅玉の膚色消え、平門第一の美男と唱はれし昔の樣子、何こにと疑はるゝばかり、年にもあらで老い給ひし御面に、故内府の俤あるも哀れなり。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫