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大時化

おおしけ
名詞名詞-の形容詞
1
標準
very stormy weather (at sea)
文例 · 用例
この摩訶不思議な物語が荒れる天候から現れ出たかのよう――大時化の際の藻草が一面に押し寄せるがごとくで――そして今再び同じく退いていったかのよう。
THE FIVE ORANGE PIPS 橙の種五粒 青空文庫
さらでだに苛立勝の心が、タスカローラの底の泥まで濁らせる様な大時化を喰つて、唯モウ無暗に神経が昂奮つて居る。
石川啄木 病院の窓 青空文庫
ここの海岸は西に面しているので、西から吹きつける疾風の時には大時化になることはわかっていた。
島木健作 鰊漁場 青空文庫
しぐれの音が聞える、まつたく世間師殺しの天候だ、宵のうちに、隣室の土工さんが、やれ/\やつと食ふだけは儲けて来た、土方殺すにや刃物はいらぬ、雨が三日降りやみな殺し、と自棄口調で唄つてゐたのを思ひだす、私だつて御同様、わがふところは秋の風どころぢやない、大時化のスツカラカンだ。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
こういう大時化のときは、さなきだに気を揃えて働かねば乗切れぬというのに、みなの心が離れ離れになっては、助かる船も助からないことになる。
久生十蘭 重吉漂流紀聞 青空文庫
言うのはやすいが、天地を覆えすような大時化の中でやることだから、斧を持って転げまわるばかりで思うようなこともできない。
久生十蘭 重吉漂流紀聞 青空文庫
ほどなく船は港を出て、北西に向って走りだしたが、十一日目の夜半頃、にわかに波風がたって未曽有の大時化になった。
久生十蘭 重吉漂流紀聞 青空文庫
この二人は、揃いも揃って、もっての外の臆病もので、そのうえ年月の難儀が骨身に沁みているところだから、舵を折ったなどというと、どんな騒ぎを起すか知れぬと思い、「これほどの大時化になれば、舟子は寝転がってもいられまい。
久生十蘭 重吉漂流紀聞 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
very poor catch of fish (due to stormy seas)
作例 · 標準
例句