三角帆
さんかくほ
名詞
標準
jib sail
文例 · 用例
日は光り、屋形の、三角帆の、赤の、青のフラフの遊覧船が三々五々と私たちの前を行くのだ。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
それに、その胴体と殆ど同じ位の大きさの三角帆のような鰭が如何にも見事だ。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
起上つて沖を見た時、青鯖色の水を切つて走る朱の三角帆の鮮やかさが、私の目をハツキリと醒めさせた。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
起上って沖を見た時、青鯖色の水を切って走る朱の三角帆の鮮やかさが、私の目をハッキリと醒めさせた。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
紅と白の派手なだんだら縞を染め出した大檣帆の裾は長い檣柱の後側から飛び出したトラベラーを滑って、恰度カーテンを拡げたように展ぜられ、船首の三角帆と風流に対して同じ角度を保たせながらロープで止められたままになっている。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
ぼろぼろの三角帆であつた。
— 牧野信一 『ゾイラス』 青空文庫
そこに快走艇の赤い三角帆がコルシカからの微風を享楽していた。
— Mrs. 7 and Mr. 23 『踊る地平線』 青空文庫
銀灰色の靄と青い油のような川の水と、吐息のような、おぼつかない汽笛の音と、石炭船の鳶色の三角帆と、――すべてやみがたい哀愁をよび起すこれらの川のながめは、いかに自分の幼い心を、その岸に立つ楊柳の葉のごとく、おののかせたことであろう。
— 芥川龍之介 『大川の水』 青空文庫
作例 · 標準
ヨットの前に張られた三角帆が、風をはらんで船を進めていく。
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小さな手作りの模型船には、可愛らしい三角帆がついていた。
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港に停泊している船には、様々な形の三角帆が見られます。
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