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書き添え

かきそえ
名詞
1
標準
文例 · 用例
入営なさるも、せぬも、一日一日の義務に努力していて下さい、とも書き添えた。
太宰治 新郎 青空文庫
先生が教室へはいっていらっしゃると同時に、クラス会の新幹事の矢島が、つと立って行って黒板に、明日クラス会開催の事を記し、そうして、全部漏れなく出席せられたし、と書き添え、それから「漏」という字に二重丸を附けた。
太宰治 惜別 青空文庫
白い紙に、元禄時代の女のひとが行儀わるく坐り崩れて、その傍に、青い酸漿が二つ書き添えられて在る。
太宰治 女生徒 青空文庫
残された名刺には、住所はなくただ木下青扇とだけ平字で印刷され、その文字の右肩には、自由天才流書道教授とペンで小汚く書き添えられていた。
太宰治 彼は昔の彼ならず 青空文庫
私は、いつでもおいで下さい、と返事を書いて、また拙宅に到る道筋の略図なども書き添えた。
太宰治 酒の追憶 青空文庫
これらの人たちには文句の端に必要あって職業に就き度いから、もし、めい/\の父親を通じて、自分に向きそうな職業でもあれば知らせて欲しいとも書き添えたのでした。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
一寸書き添えたいのですが、私はどういうものか子供の時から、あの捉えどころのないような味と風体で人を焦らすような蒟蒻が大好物でした。
岡本かの子 扉の彼方へ 青空文庫
この身にはもはや要なき品なれば君がもとに届けぬ、君いかようにもなしたまえと書き添えて貴嬢の写真一枚はさみあり、こは貴嬢がこの正月五日御地より送りたまいし物の由。
国木田独歩 おとずれ 青空文庫