齢前
としまえ
名詞
標準
文例 · 用例
」 店には、ちょうど適齢前の次男坊といった若いのが、もこもこの羽織を着て、のっそりと立っていた。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
今では文部省令が厳しくて、学齢前の子供を入学させる様な事は全く無いのであるが、私の幼かつた頃は、片田舎の事でもあり、左程面倒な手続も要らなかつた様である。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
学齢前の子供たちの室は、なかなか見ものだ。
— ――ソヴェト同盟の共学について―― 『砂遊場からの同志』 青空文庫
異性に誘導されない若い女が性欲に対する好奇心は感じていても、徴兵適齢前の男が早くもその肉体的自覚に悩むような性欲の自燃自爆を見ることは全くない。
— 与謝野晶子 『私娼の撲滅について』 青空文庫
今では文部省令が嚴しくて、學齡前の子供を入學させる樣な事は全く無いのであるが、私の幼かつた頃は、片田舍の事でもあり、左程面倒な手續も要らなかつた樣である。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
私は此子の精神と肉體との教育に全力を擧げた、『學齡前の精神の教育は大學教育に勝る』といふ名言を何時も忘れはしなかつた。
— 土井八枝 『隨筆 藪柑子』 青空文庫