一分半
いっぷんはん
名詞
標準
a minute and a half
文例 · 用例
これほどのひどい裁判を、まるで一分半でかたづけてくださいました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
而も眞面目に張る氣を積み/\して、終に澄む氣を保つに至れば、拙くても偏つても、其の人だけの本來を空しくせぬところに到達するので、古來より一分半分なりとも做し得たる有る人は、誰か此の境に脚を投ぜざるものあらんやである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
しかしながら真面目に張る気を積み積みして、終に澄む気を保つことが出来るようになれば、拙くても偏っていても、その人だけの本来を無駄にはしないところに到達するので、昔から一分半分でも為した人でこの境地に立たなかった者はないのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
――なるほど、さう云はれて見ると、小鳥の箱は、月世界に着いたかと思ふと、一分半で奈落に降り、1、2、3……の指針灯の明滅が星の瞬きに見えて、昇つたり降つたり、止め度がなかつた。
— 牧野信一 『日本橋』 青空文庫
之に反して、七五調は、萬葉時代までが一分半であつたのに、古今以後に二割四分、近古時代に二割九分、近世唄ひ物に三割四分と増して來て居る。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
すると怪しむべし、画面のニンフや宝角が急に薄れて行き、一分半ばかり経つと、ルウベンスの画はすっかり消え去って、その替りに、その下から拙劣な林間を画いた風景画に変ってしまった。
— 烏啼天駆シリーズ・5 『すり替え怪画』 青空文庫
すると彼は突然ハリーの襟首を掴んで、顏を下へ押し向けて、道路と家の踏段しか見えないやうにして、亂暴に前の方へ突き飛ばしながら、凡そ一分半位の間、ある町筋を下つて行き、そして別の通りを上つて行つた。
— スティーヴンスン 『帽子箱の話』 青空文庫
「あと、十一分半だ!
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
作例 · 標準
この曲の間奏は、ちょうど一分半だ。
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お湯を入れて一分半蒸らすと、このお茶は一番おいしくなる。
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彼はスピーチの持ち時間を一分半もオーバーしてしまった。
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