好色一代男
こうしょくいちだいおとこ
名詞
標準
The Life of an Amorous Man by Ihara Saikaku (famous novel from the Edo period)
文例 · 用例
西鶴好色一代男、三冊、百円。
— 木下杢太郎 『パンの会の回想』 青空文庫
それは西鶴の『好色一代男』で、どの巻も、どの巻も、手持よく保存せられたと見えて、表紙にも小口にも、汚れや痛みなどの極めて少い立派な本だった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
」 皆は口を揃えて『好色一代男』を棺に納めることに同意した。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
五歳といへばまだミルク・キヤラメルの欲しい年頃だ、日本では『好色一代男』の主人公が腰元の手を取つて、「恋は闇といふ事を知らずや」といつたのは、確か七歳だといふから、バリモントはそれ以上の早熟た子供で、その頃から乳母にお尻を叩かれては、くす/\喜んでゐたに相違ない。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
住吉の社頭で大矢数一昼夜に二万三千五百句を吐いた西鶴が、そのような早口俳諧をもってする風俗描写の練達から自然散文の世界に入って、浮世草子「好色一代男」(天和二年)などを書き始めた必然の過程は、人生と芸術への疑いにみたされていた桃青にどのような感想を与えたであろうか。
— 宮本百合子 『芭蕉について』 青空文庫
好色一代男に、『雷の鳴る時は、近寄りて頭まで隠せしこと』云々といふところがあるから、一方当時の読者と雖も、西鶴のこの一句から様々の冒険の心を湧かしたかも知れないのである。
— 斎藤茂吉 『雷談義』 青空文庫
私は古典に通じてはゐないので、私の目に触れた外にも幾多の滑稽文学が有ることとは思ふが、日頃私の愛読する数種を挙げても、「狂言」、西鶴(好色一代男、胸算用等)、「浮世風呂」、「浮世床」、「八笑人」、「膝栗毛」、平賀源内、京伝、黄表紙、落語等の或る種のもの等。
— 坂口安吾 『FARCE に就て』 青空文庫
作例 · 標準
井原西鶴の『好色一代男』は、江戸時代の町人文化を色濃く反映した代表作だ。
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主人公の好色ぶりは、『好色一代男』の大きな見どころの一つである。
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「『好色一代男』を読んで、当時の人々の価値観について深く考えさせられた。」
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