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兵具

ひょうぐ
名詞
1
標準
文例 · 用例
十五、兵具は格別、余の道具たしなまず。
太宰治 花吹雪 青空文庫
将門の軍は二度の戦に甲冑も摺れ、兵具も十二分ならず、人数も薄く寒げに見えた。
幸田露伴 平将門 青空文庫
刺繍芸術には、その後、次第に日本人独特の趣が加えられて戦国時代には兵具にさえ繍をほどこすようになり、元禄の頃に至って最も洗練され、徳川時代にはこの繍の多少によって武家の格式の高下をはかるというまでに用いられた。
矢田津世子 ※女抄録 青空文庫
おまけに、長押には槍、棒、薙刀のような古兵具が楯を並べ、玄関には三太夫のような刀架が残塁を守って、登楼の客を睥睨しようというものです。
壬生と島原の巻 大菩薩峠 青空文庫
彼の兵具を作ることを神母はヘープァイストスに願はんと曰ふ。
ILIAS イーリアス 青空文庫
そうして相変らず殺生の悪戯をつゞけ、しば/\鹿狩や夜興に出かけたが、そう云う場合にいつも兵具を携えて、物々しい様子をしていたので、附き従う者共も具足や兜などを密かに挟箱に入れて持ち歩き、恰も戦場に赴く軍隊のような感があった。
第二盲目物語 聞書抄 青空文庫
それほど普及された兵具であった。
林崎甚助 剣の四君子 青空文庫
「御先代の良持様にお納めした、美々しい御鎧やら、雑兵具足やら、弓、矛、長柄なども、おびただしい数でござりましたが、あれらの品々は、まだ武器倉に、そっくり、お伝えでござりましょうな。
吉川英治 平の将門 青空文庫