為違える
しちがえる
動詞
標準
文例 · 用例
」 雪枝を振り切って二三歩、尚も縋り付くのを足蹴にし、 老人土間へ飛び下りて、 雪枝を振り返り、T「此村大吉と 刺し違える!
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
かの女は宿の妻となってから眼覚めたように恋人的の愛情を鋭い針のようにしてわたしに刺し込み、わたしにもそれを差し違えることを望む。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
こっちの返事次第で或いは刺し違える料簡であったかもしれない。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
その努力や摸索が見当をすこし違えると、「あらがね」以後のその作者になったりいろいろに変化する。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫