分格
ぶんかく
名詞
標準
partitive
文例 · 用例
つべこべいうと、どてっ腹に風穴をあけるぞ」「へい、へい、やりますよ、やりますよ、何も海まで運ばないというんじゃありませんやね」 フランソアもラルサンも親分格のモレロにかかると、まるで赤ん坊だ。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
そのとき太宰は、生物の親分格で、檀一雄の話によると一団中で最もマジメな党員だったそうである。
— 坂口安吾 『不良少年とキリスト』 青空文庫
牧野信一が親分格で、小林秀雄、嘉村礒多、河上徹太郎、中島健蔵、私などが同人で、原稿料は一枚五十銭ぐらゐであつたと思ふ。
— 坂口安吾 『二十七歳』 青空文庫
その親分格は黒犬の権太という奴ですが、ちかごろこの宿を軒なみに荒してるんです。
— 坂口安吾 『曾我の暴れん坊』 青空文庫
長者の門前へ来てみると、今しも親分格の奴がズカズカ上って虎を軽々と押えつけているところだ。
— 坂口安吾 『曾我の暴れん坊』 青空文庫
牧野信一が親分格で、小林秀雄、嘉村礒多、河上徹太郎、中島健蔵、私などが同人で、原稿料は一枚五十銭ぐらいであったと思う。
— 坂口安吾 『二十七歳』 青空文庫
なぜなら、梶原は寛永寺で死んだと云い、駒子の父はイタチ組の親分格の望月彦太というではないか。
— その八 時計館の秘密 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
『鍋提げて』ということは随分格段な場合であります。
— 高浜虚子 『俳句の作りよう』 青空文庫
作例 · 標準
フィンランド語の文法を勉強しているが、目的語が分格になる場合と属格になる場合の使い分けが複雑すぎて頭が痛い。
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「コーヒーを少し飲みますか?」という文では、対象の全体ではなく一部を指すため、コーヒーという名詞は分格に変化する。
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否定文においては目的語が必ず分格になるというルールを、語学学校の先生から何度も繰り返し教え込まれた。
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ウィキペディア
分格 は、格のひとつで、「……の一部分」を意味する。対格がある物の全体を表すのに対し、分格はその一部を表す。とくに否定辞とともに多用される。
出典: 分格 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0