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唐破風

からはふ
名詞
1
標準
karahafu
文例 · 用例
氷川なる邸内には、唐破風造の昔を摸せる館と相並びて、帰朝後起せし三層の煉瓦造の異きまで目慣れぬ式なるは、この殿の数寄にて、独逸に名ある古城の面影を偲びてここに象れるなりとぞ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
「もんだすい」は俗にいわゆる唐破風で、旧琉球王国の内閣である。
伊波普猷 浦添考 青空文庫
八 首里の城内 支那式の守禮門を通つて東に進むと、左手に唐破風を頂いた石門がある。
濱田耕作 沖繩の旅 青空文庫
大きな唐破風の向拜を前にし、巍然として巨人の如く立つてゐる姿は、萬事規模の小さい琉球には珍らしい堂々たるものであつて、如何にも桃山時代から徳川初期の雄偉な氣分を現はし、隨處に琉球建築の特徴を示してゐる。
濱田耕作 沖繩の旅 青空文庫
殊に現在のやうに、正面に唐破風などをつけた形は、天平の感覚からは遠ざかり得る限り遠ざかつたものだと言つてよい。
和辻哲郎 西の京の思ひ出 青空文庫
人にほどこしを澁つてゐるくせに、人からはふんだんに崇拜されようとする、けちな官吏や、軍人が、この戰爭を主材として、田舍へ入りこんで來れば來るほど、S町ははつきりと、妙な形式をつくりあげてしまつた。
林芙美子 雪の町 青空文庫
……それだのに、伜が辻川のやつに、この邸に監禁されているなんて……」 河村は悲歎と憤慨とを、両眼からはふり落ちる涙に托して、嗚咽した。
海野十三 地球盗難 青空文庫
日が過ぎて、山の土産をうんと背負はされた房様が、奥山からはふり出された様な姿で山口の村へ転げ込んで、口は動かず、目は蠣の様に見つめたきりになつて居たりする。
折口信夫 山のことぶれ 青空文庫
作例 · 標準
城の最上階には、特徴的な唐破風の屋根が見える。
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その寺の山門は、重厚な造りの中に優雅な曲線を描く唐破風がアクセントになっている。
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「この建物の屋根、波打ってるみたいで面白いね!あれが唐破風?」
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神社仏閣の建築様式には、唐破風のような装飾的な要素がよく取り入れられている。
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