母貝
ぼがい
名詞
標準
pearl oyster
文例 · 用例
(明治四十一年三月二十日『東京朝日新聞』) 六十八 真珠の採取にX光線の応用 世界中の真珠産地で年々に採る母貝の数は夥しいものであるが、その中で真珠を含んでいるのは比較的に少ない、それで母貝の多数はつまり無駄に殺されてしまう事になる。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
叺のような物に母貝を沢山に並べたのを一度に写真にとる。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
おやぢが試験的に、二十年間母貝を海に入れておいて、そのうち、成功したものの一つです」 エレーヌは再び、二つの真珠を手にとつて、比べてゐるが、やがて、「あたし、これ、ほしい。
— 岸田國士 『虹色の幻想(シナリオ)』 青空文庫
バイというのは、海からとれる長い螺貝のことで、その中身の最後にくっついていて、なかなか母貝から外へ出ない柔い尻尾の部分をバイクソというのである。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
とんぼがいかにして風の方向を知覚し、いかにしてそれに対して一定の姿勢をとるかということがまた単に生物学者生理学者のみならず、物理学者工学者にまでもいろいろの問題を提供するであろうと思われた。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
秋の赤蜻蛉、これがまた実におびただしいもので、秋晴れの日には小さい竹|竿を持って往来に出ると、北の方から無数の赤とんぼがいわゆる雲霞の如くに飛んで来る。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
赤んぼがいなくたって、このとおりじゃないか……」「そんな言いわけは聞かないよ、赤んべえだ。
— 葛西善蔵 『死児を産む』 青空文庫
どこまでもどこまでも続く松並木には、赤とんぼがいっぱい乱れていた。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
作例 · 標準
英虞湾では、美しい真珠を育てるための母貝であるアコヤガイの養殖が盛んに行われている。
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核入れ作業を終えた母貝を海に戻し、数年の歳月をかけて真珠の成長を待つ。
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水温の変化が激しいため、母貝が死んでしまわないよう細心の注意を払って管理している。
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