寒詣で
かんもうで
名詞
標準
文例 · 用例
七月下旬の山開きの日を待たなければ講中も入り込んで来ない、今は谷もさびしい、それでも正月十五日より二月十五日に至る大寒の季節をしのいでの寒詣でに続いて、ぽつぽつ祈願をこめに来る参詣者が絶えない、と言って見せるのも主人だ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
宮下の主人は馳走ぶりに、風呂でも沸かそうから、寒詣でや山開きの季節の客のために昔から用意してある行者宿の湯槽にも身を浸して、疲れを忘れて行けと言ってくれた。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫