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今月中

こんげつちゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
例えば今月中少なくも各一回の雨天と微震あるべしというごとき予報は何人も百発百中の成効を期して宣言するを得べし。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
ぼくは、今月中から、自伝を覚えたままに書いて行きたいと思うのです。
太宰治 虚構の春 青空文庫
あと四時間やれば、もうこの地方は今月中はたくさんだろう。
宮沢賢治 グスコーブドリの伝記 青空文庫
夕飯の代りに蕎麥屋へ行つていろんな物を喰つて歸つて來たが、義雄は酒臭い息を吹きながら紙入れをほうり出して、「もう、金はそこにあるだけだ――それで今月中を賄なつて呉れないと困るよ。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
吉弥を今月中にという事件が忘れられない。
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
それも、今月中の喰い物の一つになってしまうのだ。
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
さなくも、東京の家を賣る筈だから、今月中にはそツちからも金を送つて來ること。
放浪 泡鳴五部作 青空文庫
無い中の金の工面をする爲め、亡父の一周忌も濟まないうちに、自分の所有になつた家を抵當にしてしまひ、東京では、それが今月中に流れてしまふかも知れないのである。
放浪 泡鳴五部作 青空文庫