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薄白い

うすじろい
形容詞
1
標準
whitish
文例 · 用例
私は、不思議な人情を潜った老女の顔に影のように浮く薄白いような希望のいろを、しみじみと眺めた。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
た※|渺々として果もない暗夜の裡に、雨水の薄白いのが、鰻の腹のやうに畝つて、淀んだ静な波が、どろ/\と来て線路を浸して居さうにさへ思はれる。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
わたしの庭に芒などは一株も栽えていなかったのであるが、どこから種を吹き寄せて来たものか、高い芒がむやみに生いしげって、薄白い穂を真昼の風になびかせているのも寂しかった。
岡本綺堂 九月四日 青空文庫
そうして、それから後にこの川へ浮き出したのがあの幽霊藻で、薄白い花はかの女の小袖の色、うす紫はかの女の袴の色だというのだ。
岡本綺堂 水鬼 青空文庫
ぼんやりした薄白い光が射して、その先に広い庭が見えた。
田中貢太郎 蟇の血 青空文庫
そして目ぶたは軽くふるえて、下にある薄白い眼球をかすかに見せていた。
コナンドイル Arthur Conan Doyle 株式仲買店々員 青空文庫
大川の水の上には鼠色の煙りが浮かび出して、遠い川下が水明かりで薄白いのも寒そうに見えた。
石燈籠 半七捕物帳 青空文庫
彼女は更にその火を枕もとの手あぶりに投げ込むと、焔はぱっと大きく燃えて、見る見るうちに薄白い灰となった。
岡本綺堂 籠釣瓶 青空文庫
作例 · 標準
例句
薄白い(うすじろい) — 幻辞.com