日来
にちらい
名詞
標準
文例 · 用例
)のある私がゐるといふことは、もう此の数日来では、弟の死を待つてゐることのやうであつた。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
十五日、庚午、聖徳太子の十七箇条の憲法、並びに守屋逆臣の跡の収公の田の員数在所、及び天王寺法隆寺に納め置かるる所の重宝等の記、将軍家日来御尋ね有り、広元朝臣相触れて之を尋ね、今日進覧すと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
廿二日、丙午、御持仏堂に於て、聖徳太子の御影を供養せらる、真智房法橋隆宣導師たり、此事日来の御願と云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
八日、戊辰、霽、伊豆国の飛御参ず、申して云ふ、去る六日、戌剋、入道遠江守時政、北条郡に於て卒去す、日来腫物を煩ひ給ふと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
金子は為替で無理算段で返しましたが、はじめての客に帰りの俥まで達引いた以上、情夫――情夫(苦い顔して)が一度きり鼬の道では、帳場はじめ、朋輩へ顔が立たぬ、今日来い、明日来い、それこそ日ぶみ、矢ぶみで。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
」「むむ、過日来る時奇代な人間が居ると思ったが、それか。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
」 二三日来、小親われを見ては憂慮いて、かくは問うたりき。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
すみません、明日来てくださらない。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫