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新様式

しんようしき
名詞
1
標準
文例 · 用例
即ち言語を機械学的に配列したり、韻律を力学によって法則したり、或はピラミッド形の象形詩形を造ったりして、一種の新様式に於ける函数的クラシズムを創造した。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
* 今日の奇怪なる詩人の中には、有機的音律のある真の自由詩を以て、過去の「古きもの」と考え、何等の音律美もない平坦無味の詩を以て、新様式の「新しきもの」と考え、かつそれを信じている人がある。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
すべて芸術上の新様式の発生期に当つてその新様式を是非することは、予想外の困難を伴ふことだし、大概の場合正鵠を射当てることはない。
中原中也 新短歌に就いて 青空文庫
棕櫚の葉かげの南洋蔓草の花を見詰めて、ひそかに息を籠めるような娘の全体は、新様式な情熱の姿とでも云おうか。
岡本かの子 河明り 青空文庫
月光を線に延ばして奇怪な形に編み上げたようなアームチェーアや現代機械の臓腑の模型がグロテスクな物体となって睥睨し嘲笑し、旧様式美に対する新様式の反逆を直截簡明に宣言している一群の進撃隊のようだ。
岡本かの子 バットクラス 青空文庫
エミ子は、どんな男刈にした奥さんにだって負をとらない位、近代夫婦生活の新様式を理解しているつもりだったのですが、それだから尚更のこと堪え難い侮辱でした。
渡辺温 四月馬鹿 青空文庫
あらゆる変格的な新様式を繁殖さして、大衆の心理の隅々にまで喰込んで行った。
夢野久作 探偵小説の真使命 青空文庫
その中でも又一番活躍して眼を惹くのは、セセッション式以後の新様式を用いたものである。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫