ふためく
ふためく
動詞-五段-カ行
標準
to make a commotion
文例 · 用例
芝生のところどころに黒がねの弓伏せて植ゑおき、靴の尖もて押へたる五色の球を、小槌揮ひて横様に打ち、かの弓の下をくぐらするに、巧なるは百に一つを失はねど、拙きはあやまちて足など撃ちぬとてあわてふためく。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
芝生のところどころに黒がねの弓伏せて植えおき、靴のさきもて押えたる五色の球を、小槌ふるいて横ざまに打ち、かの弓の下をくぐらするに、たくみなるは百に一つを失わねど、つたなきはあやまちて足など撃ちぬとてあわてふためく。
— 森鴎外 『文づかい』 青空文庫
……御注進御注進、一大事一大事……ナ、何事じゃ……と慌てふためく動的はした役者よりも、舞台の真中に神色自若としている千両役者の方が、はるかに深い感動を見物に与えるようなものであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
――たたとふためくや販ぎ女ふたり。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
主張をしにきたのだ」と叫び、あわてふためく同僚に「私は、私は……」と叫びつつかつぎ出される光景をもって結んでいるのである。
— ――「亀のチャーリー」「幼き合唱」「樹のない村」―― 『一連の非プロレタリア的作品』 青空文庫
鼠が冷い水の中へ放うられて岸に向って慌てふためく。
— 金史良 『土城廊』 青空文庫
ぢやによつて沖を通る廻船さへ、時ならぬ潮のさしひきに漂はされて、水夫楫取の慌てふためく事もおぢやつたと申し伝へた。
— 芥川龍之介 『きりしとほろ上人伝』 青空文庫
師匠すじの、先輩たちは、絶えず、狽てふためくな、しずかに、しっかりと進んでゆけと、忠告するのだが、闇太郎だけは、そうはいわなかった。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
作例 · 標準
お正月には、おせち料理を綺麗に盛り付けた蓋物を用意します。
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この茶碗は、蓋付きで、中にはお香が焚けるようになっているんだ。
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お土産にいただいた漆塗りの蓋物は、小物入れとして重宝しています。
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