見晴るかす
みはるかす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to look out over (far into the distance)
文例 · 用例
見晴るかす山また山には悉く雲がかゝり、その雲は南の方は捲いていますが西の方は展べた形です。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
と、嗤って、冷たい夜風が、こうこうと、淋しく溢れる堤に立って、薄雲に下弦の月は隠れているが、どんよりとした空の下に、森々と眠っている村落を見晴るかす。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
下方の都市は見晴るかす遥かな遠まで広がり、彼はそこから一切の音が聞こえてこないことを望んだ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『魔女の家で見た夢』 青空文庫
しぶきだ雨のようなしぶきだみはるかす白い空を眺め十一銭在中の財布を握っていた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
十二月×日風が鳴る白い空だ冬のステキに冷い海だ狂人だってキリキリ舞いをして目のさめそうな大海原だ四国まで一本筋の航路だ毛布が二十銭お菓子が十銭三等客室はくたばりかけたどじょう鍋のようにものすごいフットウだしぶきだ雨のようなしぶきだみはるかす白い空を眺め十一銭在中の財布を握っていた。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
一人旅風が鳴る白い空だ冬のステキに冷たい海だ狂人だつてキリキリ舞ひをして目の覚めさうな大海原だ四国まで一本筋の航路だ毛布が二十銭お菓子が十銭三等客室はくたばかりかけたどぜう鍋のやうにものすごいフツトウだしぶきだ雨のやうなしぶきだみはるかす白い空を眺め十一銭在中の財布を握つてゐた。
— 蒼馬を見たり 『蒼馬を見たり』 青空文庫
手首をブラッと突きだし、全身が倒れた反動で、ひとりでに進むのをゆるくセエブしながら、みはるかす眼下ひろびろと、日に輝く太平洋が青畳のように凪いでいるのを見るのは、まことに気持の好いものです。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
作例 · 標準
山頂から遥か彼方まで大きく見晴るかすと、日常の悩みなどちっぽけなものに思えてくる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「この岬から青い海を見晴るかしていると、故郷に残してきた家族のことを思い出すよ。」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
飛行機の窓から、朝日に照らされて輝く一面の雲海を見晴るかすのは最高の贅沢だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview