療舎
療舎
名詞
標準
文例 · 用例
入室と云ふのは重病室へ這入ることで、院内では療舎のことを健康舎と呼び作業に従ひ得るやうな者は健康者のうちに加へられるのである。
— 北條民雄 『癩を病む青年達』 青空文庫
この病院へ這入つた者は誰でも最初一週間は重病室に入れられ、そこで病歴が調べられたり、病気の程度や余病の有無に就いて調べられたりした後、始めて適当な療舎へ移り住むのである。
— 北條民雄 『癩を病む青年達』 青空文庫
このことがあつてから間もなく療舎生活を成瀬は始めたのであるが、夜になつて床に入る度にその手足をばたばたさせた様が眼先にちらつき、ククックククと鳴つた咽喉の音などが耳殻の底に聴え出してならなかつた。
— 北條民雄 『癩を病む青年達』 青空文庫
療舎の生活は暗いとも明るいとも云へぬそれは灰白色に塗り潰された日々だつた。
— 北條民雄 『癩を病む青年達』 青空文庫