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牢内

ろうない
名詞
1
標準
文例 · 用例
「どうだ、御牢内は……。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
牢内の習慣として、罪の重い者が名主または隠居と称して、一同の取締り役を勤めるのである。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
入牢を命ぜられた娘義太夫三十六人は、いずれも年の若い女芸人であるから、暗い牢内へ投げ込まれて殆ど生きている心地はなかった。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
牢名主の花鳥はかれらに対して、最初の十日ほどは優しくいたわってくれたが、かれらが少しく牢内の生活に馴れて、心もだんだんに落ちついて来ると共に、花鳥の態度は、だんだん暴くなって来た。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
「そうすると、花鳥の夜伽をした者には、そのあしたきっと鰻めしを食わせてくれるのだね」「御牢内で鰻めしなんか食べるには、たいそうお金がかかるのだそうですが、毎日きっと誰かに食べさせてくれました」「むむ、まったくたいそうな金持だな。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
そこで、今の鰻の一件だが、娑婆で六百文くれえの鰻飯だって、それが牢内へはいるとなりゃあ、牢番たちによろしく頼まなけりゃあならねえから、べらぼうに高けえ物になって、まず一杯が一両ぐれえの相場だろう。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
花鳥が若い女たちをおもちゃにして、毎日うなぎ飯を食わせるというのが不審の種で、地獄の沙汰も金次第といいながら、牢内で鰻めしを食えば一杯一両にもあたる。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
これから口が明いて、吉五郎から八丁堀へ申し立て、花鳥は牢内から白洲へ呼び出されて再吟味となりました。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫