自在天
じざいてん
名詞
標準
Mahesvara (Shiva in the Buddhist pantheon)
文例 · 用例
第七 如是報我は飛来ぬ他化自在天宮に オヽお辰かと抱き付かれたる御方、見れば髯うるわしく面清く衣裳立派なる人。
— 幸田露伴 『風流仏』 青空文庫
第六の他化自在天に至ってはただ相視るだけのそれのみが充足である。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
自由自在天衣無縫、岡本綺堂氏の話術の冴は、いや七十歳の半七の、円滑を極わめた話術の冴は、そう迄神田の半七を写し出しているのである。
— 国枝史郎 『半七雑感』 青空文庫
だから思想上で人生問題の解決が付くか否か解らんが、一方で人間に「仁」の気象を養ったら、何となく人生を超絶して、一段上に出る塩梅で、苦痛にも何にも捉えられん、仏者の所謂自在天に入りはすまいかと考えた。
— 二葉亭四迷 『予が半生の懺悔』 青空文庫
いろいろと、文明は発達してゆくンだが、このシバの大自在天は、人間最大の文明だね。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
この自在天のシバの秘密のなかから、アトミックボオンも生れたンだらうからね……」 山の人達は、話好きである。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
インドに於いては大自在天は男性の中の男性で、その精舎の中には常に天根を祀っていたほどであるが、支那を経て日本に渡来した仏教、日本民族によって敬虔に受け入れられた仏教には既にそういう観念がきれいに浄められていて、日本独自の清浄性が逆に仏教をもその清らかな面に於いてのみ許したのである。
— 高村光太郎 『本邦肖像彫刻技法の推移』 青空文庫
大自在天王が天人六十人をひきいて現われる。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
作例 · 標準
仏教の宇宙観において、自在天は色界の頂点に君臨する最高神とされる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
寺院の壁画には、威厳に満ちた姿で描かれた自在天の姿があった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は古代インド神話のシヴァ神が、仏教に取り入れられて自在天となった経緯を調べた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview