称念
しょうねん
名詞
標準
文例 · 用例
至徳を報謝せんがために、真宗の簡要をひろふて、つねに不可思議の徳海を称念す。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
衆生称念必得往生と思うばかりだ。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
二軒目佐竹の富本を出て、称念寺の真っ暗い黄楊垣を右に、いつか自分は忘れようとて忘れられない別れをした、あの腰屋橋のあたりまでさしかかってきていたのじゃないか。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
(大正十三年六月「文章倶楽部」、昭和十七年一月、同廿二年七月改稿)黄楊垣 浅草の三筋町から腰屋橋へ抜ける、とある裏通りに、称念寺と称へる可成巨きな寺院があつた。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
さても私を乗せた人力車は、いつもこの三筋町の医家をでると、すぐさま前述の称念寺に沿ふ暗い通りへと曳込んで行くのが例であつた。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
その中でもとりわけこの称念寺の黄楊垣ほど、少年の日の、私の心をば、極度に恐れ、戦かしたものはあるまい。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
称念寺黄楊の真垣の青むころ再び君を見じと誓ひぬ 再び私が称念寺裏を頻繁に往来しだすやうになつたのは、それから幾年ののちであつたらう。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
私はこの称念寺から程遠からぬ陋巷に住む寄席芸人のわかい女を埒もなく恋しつゞけて、伝へ聞く女義太夫の堂摺連やそのころ浅草六区に大人気だつたオペラ女優に於るペラゴロのごとく、日夜、この女芸人の後許りを根気好く追廻してはゐたのであつた。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
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称念 は、戦国時代の浄土宗の僧。捨世派(しゃせいは)の祖。俗姓は藤田氏。字は吟応。号は三蓮社縁誉。江戸の出身。
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