御免被る
ごめんこうむる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to receive permission
文例 · 用例
いやに気位を高くして、家が広いから、それにどうせ遊んでいる身体、若いものを世話してやるだけのこと、もっとも性の知れぬお方は御免被るとの触込み。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
僕は、こんどの世話はごめんこうむる。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
いまここで、いちいち諸君に噛んでふくめるように説明してお聞かせすればいいのかも知れないが、そんな事に努力を傾注していると、君たちからイヤな色気を示されたりして、太宰もサロンに迎えられ、むざんやミイラにされてしまうおそれが多分にあるので、私はこれ以上の奉仕はごめんこうむる。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
おれはもう、お前たちとの附合いはごめんこうむる。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
」と言って勝太郎は、丹三郎の傍に走り寄り、蛸の右手を執ったら、蛸は怒って、「ごめんこうむる。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
勝手に部屋の中を歩きまわることはごめんこうむる」 部屋の中からドクターの声がし、そして椅子が、生きているようにがたがたと肩をふり、足をふみならした。
— 海野十三 『ふしぎ国探検』 青空文庫
「条件が違うではござらぬか、源三郎殿、拙者よりも貴殿よりも、一段と業の上の者が判定に立ちあうのでなければ、他流仕合は、いっさいごめんこうむる。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
違いましたら、ごめんこうむるといたしまして、もしかあなたさまは、あの――イヤ、しかし、さようなことがあろうはずはござらぬ。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
殿様から直々にお言葉をいただき、特別な儀式への出席の御免被る。
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長年の功績による配慮から、禁足地への入域の御免被ることができた。
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「正式に当局の御免被るまでは、勝手な振る舞いは厳に慎むように」
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標準
to leave (with someone's permission)
作例 · 標準
「夜も更けてまいりましたので、本日はこれにて御免被ります」
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会合の途中で急用ができたため、「先に御免被る」と短く告げて席を立った。
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「それでは失礼、御免被るよ」と小粋な挨拶を残して店を後にした。
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標準
to refuse
作例 · 標準
「その厄介なお話、私としては御免被りたく存じます」
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あまりに不当な要求に対し、「それは御免被る」と毅然とした態度で拒否した。
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縁談を持ちかけられたが、「今の私には御免被ることです」と丁寧に辞退した。
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