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行装

こうそう
名詞
1
標準
文例 · 用例
)或は路中行装を観もの有、洛東にて騎馬音楽有之、此所へ来りみるもの有。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
おり悪しく雨の多いころで、外出も困難ではあったが、彼らは行装を整えて町を出、江戸城の関門を通り過ぎて第三の城郭に入り、そこで将軍|謁見の時の来るのを待ち合わせた。
第二部上 夜明け前 青空文庫
外国使臣一行の異様な行装を見ようとして遠近から集まって来た老若男女の群れは京都の町々を埋めた。
第二部上 夜明け前 青空文庫
供廻り衆の行装亦数奇を極め、緋縮緬、紅繻子等の火打をさげ、大名縞又は浪に千鳥の染模様の衣服にて華美をつくしたり。
国枝史郎 天主閣の音 青空文庫
関所へかかる前には行装も調えねばならぬ。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
賄賂は定まり通り納めてあるので、皆無事に通るを得、次の間の宿で休息し、再び常の行装になって、旅行を続けたのである。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
其が、前に申した神座にのせられて、西国から東へ上つて来る途中の行装をもつて名づける様になつた名称だ、と考へてゐるのです。
折口信夫 神楽(その一) 青空文庫
この六方と語は変るが、かぶきと言ふ語からして、そもそもさうだし、其から寛闊丹前などゝ、外形も内容も変つて行つたが、この六方法師は祇園の犬神人、加茂の放免などに似た行装であつたからだらうと思ふ。
折口信夫 春日若宮御祭の研究 青空文庫