幻辞.com

折り重なる

おりかさなる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to lie on top of one another
文例 · 用例
そして、裾をかき合わせて立ち上ろうとすると、幹男はいきなり折り重なるように、お雪の体の上へ……。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
ウィルソンほか八名が床に折り重なるようにのたうち回り、机には血と赤いシェリー酒が流れ、今でも考えただけで気持ち悪い。
THE "GLORIA SCOTT" グローリア・スコット号 青空文庫
当然、すぐうしろからきていた三人も、折り重なるようにして、その上に倒れこんだ。
第1章 ローラーコースター、1966年 45回転の夏 青空文庫
まず、車窓のそとに折り重なる人の顔が一つひとつ大きな口に変って、それら無数の巨大な口腔が、おどろくべき集団的訓練のもとにここに一大音響を発した。
踊る地平線 踊る地平線 青空文庫
そのくせ群集は、折り重なるやうにして、水の上を覗いてゐる。
林芙美子 瀑布 青空文庫
山上から飛ぶしぶきは、折り重なる岩石に砕けて煙のように散り、滝壺から、横の山道にのぞく立ち木のこずえにかけて。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
折り重なる日光の山々、男体、女体、太郎山、丸山などが、秋の空気の魔術か、今日は、眉にせまるように近々と望まれる。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
二 待合室のストーブのまわりは、折り重なるように群集がひしめき合つていた。
岸田國士 火の扉 青空文庫
折り重なる(おりかさなる) — 幻辞.com