御辺
ごへん異読 おんあたり
代名詞
標準
you
文例 · 用例
木村伊勢領内一揆|蜂起の事は、氏郷から一面秀吉ならびに関東押えの徳川家康に通報し、一面は政宗へ、土地案内者たる御辺は殿下の予ての教令により出陣征伐あるべし、と通牒して置て、氏郷が出陣したことは前に述べた通りであった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
今、御辺の御人相を見るに、只今の御話と相違せる事、雲泥も啻ならず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
御辺は廻国の六十六部とは跡型も無き偽り。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
美しき稚児を養ひて天使に擬ふる御辺の御容体は羅馬加特里克か、善主以登か。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
「御辺の行跡何とも無分別候、行末何になるべき覚悟に哉……弓馬は男の業也器用も不器用も不入候可稽古事也、国を治む文武二道なくては更に叶べからず候、……其上君子|重ずんば則威あらず義元事は不慮の為進退軽々しき心持候。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
今日は、ちと御辺に折り入ってお尋ねしようと思うことがござるのじゃ、それは余の儀ではござらぬ。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
「なるほど、大通辞の御辺が、さように思うておらるることを、われらがいかように思い立っても、及ばぬことでござる。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
御辺一度立つて麾かば天下は風の如く、靡きなむ。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
作例 · 標準
「御辺にはお変わりございませんか」と、旧友からの手紙には丁寧な挨拶が記されていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
時代劇の中で、武士が相手に対して「御辺、覚悟はできているか」と声をかけた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
格式高い場での会話では、今でも「御辺」という古風な代名詞が使われることがある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview