心配顔
しんぱいがお
名詞
標準
worried look
文例 · 用例
おまえ、ほんとにいいのかねえ、とやはり心配顔の母には、それ以上、話もせず、私から直接、その亡父の恩人に、はっきりした返事をしてしまいました。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
心配ごとがあらば、早く申し立てろ」「へえい……」「たぶん、両名とも娘たちの身の上に、何か異変があっての心配顔と察するが、どうじゃ、違うか」「お察しのとおりなんでございまするが、でも、ちっと話がこみ入っているんでございますよ。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
どうもそいつのおれたちを見張っている眼の配りが、とても心配顔でただごとじゃねえと思ったからね。
— 村正騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
智恵子は、片手に濡れた新坊の着物を下げて、時々心配顔に小供の顔を覗き乍ら、身近く吉野と肩を並べた。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
」とお鶴が心配顔に尋ねた。
— 島崎藤村 『燈火』 青空文庫
節子は勝手口に近い小座敷に立っていて、何となく彼女に起りつつある変化が食物の嗜好にまであらわれて来たことを心配顔に叔父に話した。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
すこしは日本の婦人らしく見えるように成りましたでしょうか」と言って、東洋の果を志して行ったマドマゼエルの身を非常に心配顔に岸本に尋ねた。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
『こういうものが来てる』ッて、お父さんが心配顔に渡してくれましたから、僕は二階へ持って行ってそれを読みました……何時まで経っても僕が二階から降りて行かないでしょう、お父さんもお母さんも心配してしまって、お燗を一本つけて置いて僕を階下へ呼んでくれました。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
作例 · 標準
友人の心配顔を見て、何かあったのかと尋ねた。
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彼は自分の心配顔を鏡で確認し、ため息をついた。
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母親は子供の心配顔に気づき、優しく抱きしめた。
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