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閑日月

かんじつげつ
名詞
1
標準
leisure
文例 · 用例
多くの婢妾の肉に倦きたいために、ばくちに耽る悠悠閑日月を自由にしたいために、豪華な廊房で阿片の夢に浸りたいために。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
風雅の誠をせめる閑日月に乏しいのは誠にやむを得ない次第である。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
戸数は三十有余にて、住民|殆ど四五十なるが、いずれも俗塵を厭いて遯世したるが集りて、悠々閑日月を送るなり。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
此時子規は余程の重体で、手紙の文句も頗る悲酸であったから、情誼上何か認めてやりたいとは思ったものの、こちらも遊んで居る身分ではなし、そう面白い種をあさってあるく様な閑日月もなかったから、つい其儘にして居るうちに子規は死んで仕舞った。
夏目漱石 『我輩は猫である』中篇自序 青空文庫
ただその態度のうちに相手をすっかり馬鹿にし切って鼻毛までも数え得るという冷静さと同時に、上っ面だけは甘ったれたのんびりした気分から鼻毛でも勘定して見ようかという閑日月が出て来る。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
一家一門繁昌して「祝い芽出度」と囃されてニコニコと喜んで、「アア、これでやっと眼が瞑れる」 と安心して閑日月を楽しもうという、このような鼻の表現が何となく物足りなく見えるのは、その表現が植物性を帯びているからではありますまいか。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
これを文庫と書斎と客間とに充てて、万足らざる無き閑日月をば、書に耽り、画に楽み、彫刻を愛し、音楽に嘯き、近き頃よりは専ら写真に遊びて、齢三十四に※べども頑として未だ娶らず。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
俺がこの三、四カ月間、焦慮に焦慮を重ねている間にも、俺の作品は中田博士の書棚の一隅で、悠々たる閑日月を送っていたのだった。
菊池寛 無名作家の日記 青空文庫
作例 · 標準
退職してからは、毎日が閑日月で、趣味の園芸に没頭している。
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旅先で過ごす閑日月は、都会の喧騒を忘れさせてくれる貴重な時間だ。
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長期休暇中は、特に予定もなく、のんびりと過ごす閑日月を楽しんだ。
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