間が抜ける
まがぬける
表現動詞-一段
標準
to look stupid
文例 · 用例
それという声が懸ると、手取早く二人の姉分の座敷着を、背負揚、扱帯、帯留から長襦袢の紐まで順序よく揃てちゃんと出して、自分が着換えるとその手で二人分の穿物を揃えて、三味線を――その頃腕達者な烈しい姉は、客の前で弾切ると糸を掛けてる中も間が抜けるといって、伊達に換え三味線を持ったので――四張。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
間が合う、間がはずれる、間が抜ける、間がのびるなどのものがそれである。
— 中井正一 『リズムの構造』 青空文庫
俗に、気が利いて間が抜けたと称するたぐひのものだけれども、さて、間が抜けるにも抜けやうがある。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
やはり、軽口を叩く後見がこの辺へ入らなければ、太夫さんもやりにくかろうし、合の手が間が抜けるだろうという心配は無用の心配で、米友は米友らしい一人芸で、客を唸らすことができるものと認められます。
— 黒業白業の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「気ぜわしいと、虎の顔は間が抜けるが、落着き払うと、一そう間が抜けて見えるぜ。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
ぼんやりしているもんだから、さっきも滑って転びそうになったのよ」「床がつるつるしてますからね」と、浜田は私を弁護するように、「初めのうちは誰でも間が抜けるもんですよ、馴れると追い追い板につくようになりますけれど、………」「じゃ、あたしはどう?
— 谷崎潤一郎 『痴人の愛』 青空文庫
作例 · 標準
彼の冗談は面白くなく、聞いているこちらが間が抜けた顔をしてしまった。
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大事な場面で、彼は間が抜けたような返事をしてしまった。
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そのあまりにも単純なミスに、皆が間が抜けたような笑いを漏らした。
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