門神
もんしん
名詞
標準
文例 · 用例
求道の手法としては吠陀や婆羅門神学に拠るところが多いが、最後の到着は究竟の一味を持っている。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
當時の上帝が後の元始天尊に進化したのか、門神が神荼欝壘(これは又蓋し雷の表象である)となつたか、井が井君となり、竈が竈神となつたか、それは別に考證を待つて定めらるべきだが、いづれにせよ早くからいろ/\のものが祭られた。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
目見青きドミニカびとは陀羅尼誦し夢にも語る、禁制の宗門神を、あるはまた、血に染む聖磔、芥子粒を林檎のごとく見すといふ欺罔の器、波羅葦僧の空をも覗く伸び縮む奇なる眼鏡を。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
」と将右衛門神経質にきいた。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
第一代の日の御子降臨の時に、祖母神の寄与せられた物は、鏡と稲穂(紀)とで、古事記では其外に二神器及び、智恵の魂・力の魂・門神の魂をば添へられてゐる。
— 魂と姿との関係 『小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)』 青空文庫
私なぞは武松の芝居へ、蒋門神がのそのそ出て来た時には、いくら村田君の説明を聴いても、やはり仮面だとしか思われなかった。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫
奉行「その方どもの宗門神は何と申すぞ。
— 芥川龍之介 『じゅりあの・吉助』 青空文庫
」 奉行「そのものどもが宗門神となったは、いかなる謂れがあるぞ。
— 芥川龍之介 『じゅりあの・吉助』 青空文庫