辮子
辮子
名詞
標準
文例 · 用例
「ところがその人間の頭が辮子でない。
— 森鴎外 『鼠坂』 青空文庫
五天一打辮子、十天一剃頭とて、五日毎に一囘辮子を編み直し、十日毎に一度頭髮を剃るのが、普通であるけれども、之では滿足出來ぬ者が尠くない。
— 桑原隲藏 『支那人辮髮の歴史』 青空文庫
我々が丁度其処へ来た時、浅葱木綿の服を着た、辮子の長い支那人が一人、――ちょいとこの間に書き添えるが、菊池寛の説によると、私は度々小説の中に、後架とか何とか云うような、下等な言葉を使うそうである。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫
阿Qは形式上負かされて黄いろい辮子を引張られ、壁に対して四つ五つ鉢合せを頂戴し、閑人はようやく胸をすかして勝ち慢って立去る。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫
そこで今度彼の黄いろい辮子を引掴む機会が来るとその人はまず彼に言った。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫
自分で言え、人が畜生を打つと」 阿Qは自分の辮子で自分の両手を縛られながら、頭を歪めて言った。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫
※じつけられた辮子は墻の方へと引張られて行って、いつもの通りそこで鉢合せが始まるのだ。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫
半年あとで彼が家に帰って来た時には膝が真直ぐになり、頭の上の辮子が無くなっていた。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫