西半
せいはん
名詞
標準
文例 · 用例
たとえば安政元年の大震のような大規模のものが襲来すれば、東京から福岡に至るまでのあらゆる大小都市の重要な文化設備が一時に脅かされ、西半日本の神経系統と循環系統に相当ひどい故障が起こって有機体としての一国の生活機能に著しい麻痺症状を惹起する恐れがある。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
馬類は過去世に多くの属類ありて、東西半球に棲んだが、馬の一属を除き、ことごとく死に絶えおわった。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
西半球の猴は一同この原皮を欠き、アフリカのマイモン猴は顔と尻が鮮やかな朱碧二色で彩られ獣中最美という。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
西半球にはもと鶏がなかったから、その伝説に鶏の事乏しきは言うを俟たず。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
吾輩知る所を以てすれば、西半球にシュー人は鼠の近類たる麝香鼠を創世神の一とす(一九一六年板、スペンスの『北米|印甸人の鬼神誌』二七一頁)。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
これと別属ながら、同じ暮し方の鼠がアフリカにも西半球にもある。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
そして永代橋の西半分を焼いて翌朝になって鎮まった。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
アメリカの映画業者にとつては、地球の全面積が市場であり、彼らの住む西半球は市場の一部にしかすぎなかつた。
— 伊丹万作 『映画と民族性』 青空文庫