蛇紋石
じゃもんせき
名詞
標準
serpentine (mineral)
文例 · 用例
ヒームカさんも蛇紋石のきものがずぶぬれだらう。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
ヒームカさんも蛇紋石のきものがずぶぬれだろう。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
見ると彼女は蛇紋石の流し場に片手を支いたまま、横坐りをして、唇をシッカリと噛んでいた。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
……と思うとやがて、湯気に濡れた長い睫毛を、ソッと蛇紋石の床の上に落した。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
銑鉄と人造維質で可憐な揺籠が編まれ、縁にチユーリツプの莟の球が一つ挿され、一見至極単純に見えて雅純新鮮な効果を出し、大形の柩は、材に秩父産の蛇紋石を用ゐ、中を人型に開けて、底に軟い鈴蘭が安らかに活けてある。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
それから水は、磨かれた蛇紋石の樣な滑かな渚をすべり、「ざざああ――るろ、るろ、るろ――」といふやうな優しい、然し彈性の抵抗ある音と言葉とを立てながら、さうしてまた靜かに「すら、すら、すら……」と引いて行くのである。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
蛇紋石を刻み込んだ黄金の屋根に黄金の柱で希臘風の神殿を象り、柱の間を分厚いフリント硝子で張り詰めた奥には、七宝細工の文字板と、指針があって、その下の白大理石の床の上には水銀を並々と湛えたデアボロ型の硝子振子が悠々閑々と廻転している。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
花崗石と、木煉瓦と、蛇紋石と、ステインドグラスと、白ペンキ塗りの材木とで組上げた、華麗荘重なゴチック式で、その左側の壁に「御見舞受付……歌原家」という貼札がしてある。
— 夢野久作 『一足お先に』 青空文庫
作例 · 標準
蛇紋石(じゃもんせき)は、その緑色から「蛇の石」と呼ばれるようになった。
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鉱物標本として、様々な種類の蛇紋石が展示されていた。
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この地域では、装飾品に加工される蛇紋石が豊富に採掘される。
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