老農
ろうのう
名詞
標準
old farmer
文例 · 用例
老農火雲むらがり翔べば、 そのまなこはばみてうつろ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
銃の名手丈でなく大斧を揮う老農があるかと思えば、剣法覚えの浪士が居る。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
馬に乗った者が道を通ったり、連れを怒鳴る馬方があったりすると、老農夫はそのたび、ついに助けが来たかと門まで急いで出ていく。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
老農の指導、自己の観察、これらを積み重ねて、耕作は正にこのようにすると良いと理解できるようになる、即ちこれが学問である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
これ故に老農は青年の徒座(働かないで、ただ座っている)を悪む、徒座は徒思(ムダに思い耽る)の相であって、徒思は懶惰の初め、懶惰は仕事を打ち捨てて悪に走る源なので、農業の道も学問を尊んで徒思を嫌うのである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
その文に據れば、白河の關の蹟堙沒して、何處をそれと判じ兼ねたりしが、公は歴史、繪圖、詠歌に考へ、地形、老農の言に徴して、此處を關蹟と決定したる也。
— 大町桂月 『白河の關』 青空文庫
また林中に縊死した老農の心も、火を放けて歩いた重右衛門の心も染々と深く考へられるであらう。
— 田山録弥 『田舎からの手紙』 青空文庫
大きな切倒した木の傍に熱心に鋤を執つて働いてゐる老農の姿を載せて、車は夕暮の灯のチラチラする街を一散に走つて行つた。
— 田山録弥 『百日紅』 青空文庫
作例 · 標準
その村では、経験豊かな老農が若い世代に伝統的な農法を教えている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は口数少ない老農だが、その年の天候を正確に予測し、いつも豊かな実りをもたらす。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
インタビューに応じた老農は、皺の刻まれた顔で、農業一筋の人生を静かに語った。
幻辭AI · gemini-2.5-pro