橘飩
きっとん
名詞
標準
mashed sweet potatoes (incl. sweetened chestnuts or beans)
文例 · 用例
「あなた何が一番お好」「橘飩が旨い」 真面目な返詞である。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
それは橘飩であった。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
児島は宴会の終るまで、橘飩を食う。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
小幾はその前にきちんとすわって、橘飩の栗が一つ一つ児島の美しい唇の奥に隠れて行くのを眺めていた。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
僕は小幾が為めに、児島のなるたけ多くの橘飩を、なるたけゆっくり食わんことを祈って、黙って先へ帰った。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
そして児島は只この美人の※げ来った橘飩を食ったばかりであった。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
僕は蕎麦掻の注文をしてしまって、児島の橘飩にも譲らないと思って、ひとりで可笑がった。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
例之ば午、吸物摘入、小蕪菁、椎茸、平昆布、大口魚、鱠、千六本貝の柱、猪口はり/\、焼物生鮭粕漬、夕、吸物牡蠣海苔、口取蒲鉾卵|橘飩青海苔を塗したる牛蒡鯛の小串、刺身|比目魚黒鰻、大平鯛麪、旨煮烏賊牛蒡|土当帰、概此類であつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
正月の食卓を彩る橘飩は、くちなしの実で染められた鮮やかな黄金色が美しい。
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祖母が作る橘飩は、甘さ控えめで栗のホクホクとした食感が際立っている。
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秋の茶菓子として、銀杏をあしらった上品な甘さの橘飩が用意された。
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