バケツ
ばけつ
名詞
標準
文例 · 用例
自分はさっそく新しい水をバケツに二はいくみ入れてやった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
私は手に引つ越しの荷物をさげ、古ぼけた家具の類や、きたないバケツや、箒、炭取りの類をかかへ込んで、冬のぬかるみの街を歩き※つた。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
それが私のかみさんであり、その後からやくざな男が、バケツや荷をいつぱい抱へて、痩犬のやうについて行つた。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
私は手に引つ越しの荷物をさげ、古ぼけた家具の類や、きたないバケツや、箒、炭取りの類をかかへ込んで、冬のぬかるみの街を歩き廻つた。
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫
審判員がこぼれただけの水を補給しようとして、バケツを持つて追つかけて、打ちあけるのだが全部は入らないといふ風だつた。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
子供は、そこで、おふくろが、どつかから貰ひ水してあるバケツに飛びつく。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
彼は、それだけの作業、バケツを持っておりて、すべらぬようにもらさぬように、のぼって来る、それだけの作業を、夏の土用よりも熱い思いで汗をたらし、罐場を一足出るとすぐに、凍った便所の作業に移らねばならなかった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
波田は、その熱湯を汚物の壺の中へ注ぐやいなや、彼は棒もバケツもそこへ打ち捨てて置いて、サイドから、汚物の飛び出すスカッパーの活動の状態をながめに行く。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
ウィキペディア
バケツ とは、液体や石炭やごみなどの固形物の一時的な保管や運搬に使われる簡便な容器。上部が開放された円筒状のものが一般的で、蓋のあるものと無いものがある。用途に応じて様々な大きさ、形、材質などの製品がある。
出典: バケツ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0