新宗
しんしゅう
名詞
標準
文例 · 用例
パラオ在来の俗信と基督教とを混ぜ合せた一種の新宗教結社が島民の間に出来上り、それが治安に害ありと見做されて、「神様狩」の名の下に、其の首脳部に対する手入が行われていた。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
新宗派の正邪は知らず、とにかく密告という行為は私にとって甚だ不愉快に感じられた。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
中村不折氏、橋本邦助氏等が新芸術、綱島梁川氏海老名弾正氏等が新宗教でもまだまだ満足は出来ぬ。
— 木下杢太郎 『市街を散歩する人の心持』 青空文庫
それはこの時代における宗教改革の運動、新宗教の誕生にとって共通の思想的背景となっている。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
しかしながら、彼の真意を了解しない大多数の俗衆は、かえってソクラテスのために、各自の自負心を傷つけられたものと考え、これがために彼に対して怨を抱くこととなったが、終に或機会をもって、彼は新宗教を輸入唱導して国教を顛覆し、且つまた詭弁を弄して青年の思想を惑乱する者である、という事を訴えることとなった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
新宗教或は反宗教に徹底すればまだよいが、単なる無信仰のままに放置されてるからです。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫
これは有名な玄弉が唐の太宗の時代に西暦六四五年に、印度から始めて支那に持つて歸つた新宗旨である。
— 桑原隲藏 『東西交通史上より觀たる日本の開發』 青空文庫
所がその時日本から支那に留學して居つた道昭といふ僧侶が直に玄奘に就いてこの新宗旨を學んで、之を日本へ傳來した。
— 桑原隲藏 『東西交通史上より觀たる日本の開發』 青空文庫