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菊酒

きくざけ
名詞
1
標準
chrysanthemum sake
文例 · 用例
別れの菊酒 庵室の縁へ腰かけて百地三太夫と才蔵とはしんみりと物語を交わせていた。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
ただ身体を気をつけられい」 三太夫は才蔵へ眼をやって、「才蔵、菊酒を持って参れ」「は」と才蔵は立ち上がりそのまま奥へ引っ込んだが、間もなく素焼きの瓶を持って静かに再び現われた。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
まもなく後に菊酒屋と云う有名な酒屋にやった所がここも秋口から物やかましいといやがられたので又、ここも縁がないのだからしかたがないと云って呼びかえした。
井原西鶴 元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳) 青空文庫
――わが朝でも、平安の頃よりは、禁裡殿上といわず、四民の家々でも、菊を見て心を楽しませ、菊酒を酌んで体を養う。
吉川英治 上杉謙信 青空文庫
それからまた加賀の白山の菊酒の由来として、昔或る美女が路傍の家で酒を売っていたので、男たちがみな迷い、村の女が怒って火を掛けたという伝説もある。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
作例 · 標準
「おじいちゃん、今年の菊酒は一段と香りが良くて美味しいね」
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重陽の節句に無病息災を願い、金色の花びらを浮かべた菊酒を家族で酌み交わした。
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秋の夜長、盃に注いだ菊酒の華やかな香りが部屋いっぱいに広がっていく。
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2
標準
strong mirin, typical of Kaga and Higo provinces
作例 · 標準
「この煮物のコク、実は熊本から取り寄せた伝統的な菊酒を使っているんだよ」
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江戸時代から肥後の名産として親しまれてきた菊酒は、料理に深い甘みを添えてくれる。
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お土産に頂いた菊酒を贅沢に使って、今夜は特別な和食のおかずを作ろう。
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